アキュディア™ ビブリオ寒天培地Vibrio Agar
製品コード
05201
統一商品コード
302052011
JANコード
4987302052011
包装
300g
使用期限
3年間
貯蔵方法
室温に保存(要防湿)
製品概要
本培地は、糞便検体からの腸炎ビブリオ・コレラ菌選択分離用として使用する。腸炎ビブリオ・コレラ菌分離用としての選択性は中等度で、TCBS寒天培地よりは選択性は弱い。しかし、その半面、コレラ菌の集落は大きく、診断用抗血清(O-1)での凝集が可能となる利点がある。
使用法
作り方:培地に精製水を加え、温浴中で20~30分間加熱溶解する。手に持てる温度(50~60℃)になったらシャーレに約20mlずつ分注し平板にする。培地表面を十分に乾燥させてから使用する。本培地は加温溶解して使用する。高圧蒸気滅菌してはいけない。
使用法:糞便検体はやや多めに塗抹し、35~37℃で18~20時間好気培養を行う。
発育集落の性状:白糖分解菌のV. choleraeは、ウォーターブルーの発色により青色を帯びた集落となる。白糖非分解菌のV. parahaemolyticusは、やや赤味がかった少し不透明な集落を形成する。
組成
80.0 g(1 L分)中
酵母エキス | 5.0 g |
---|---|
ペプトン | 5.0 g |
白糖 | 12.5 g |
タウロコール酸ナトリウム | 5.0 g |
ラウリル硫酸ナトリウム | 0.2 g |
クエン酸ナトリウム | 8.0 g |
チオ硫酸ナトリウム | 8.5 g |
リン酸一水素ナトリウム | 7.5 g |
クエン酸鉄 | 3.0 g |
塩化ナトリウム | 10.0 g |
ウォーターブルー | 0.2 g |
クレゾールレッド | 0.02 g |
カンテン | 15.0 g |
pH9.0±0.1 |
精度管理(試験菌株)
試験菌株 | 判定基準 |
---|---|
Vibrio parahaemolyticus | 良好な発育(培地色の不透明な集落) |
Vibrio alginolyticus | 良好な発育(青色を帯びた集落) |
Escherichia coli | 発育抑制 |
Staphylococcus aureus | 発育抑制 |
Klebsiella pneumoniae | 発育抑制 |
Proteus vulgaris | 発育抑制 |
Enterococcus faecalis | 発育抑制 |
参照
衛生試験法注解(2020)
サイズ
W8cm×H17cm×D8cm